痛み止めを服用してから施術される方がいますが以下を必ず確認してください。

  • 服薬から2時間以上あけて施術。
  • 発熱・炎症による鎮痛目的なら施術中止
  • 疲労回復やリラックス目的での軽度の使用なら、圧を軽く・温熱控えめに対応。

鎮痛剤が血流が良くなることで効き易くなる場合があります。一般的な鎮痛薬でもお客さまのコンディションによっては、逆効果になることもある為、カウンセリング時に必ず確認しましょう。

施術前に香りの反応を軽くチェック!濃度1%を守れば揮発しやすい為安全です

鎮痛系以外の併用注意薬

薬の種類精油との注意点禁忌・理由
睡眠薬・抗不安薬ラベンダー・クラリセージ・カモミール・芳樟(ホウショウ)・島月桃鎮静作用が重なり、眠気・血圧低下・ふらつきが出やすい。特に芳樟・クラリセージはGABA様作用が強い。
抗うつ薬(SSRI・SNRI)クラリセージ・ゼラニウム・島月桃セロトニン調整作用が理論上重なる可能性。実際の報告は少ないが、感受性の高い方は香りを控えめに。
抗血栓薬(ワーファリン・アスピリン等)クローブ・シナモン・ジンジャー・生姜(ショウガ)・ヒノキ・トドマツ血流促進・抗血小板作用が重なる可能性。過度な温熱刺激・強圧のトリートメントは避ける。
ホルモン治療薬・ピルクラリセージ・フェンネル・アニス・ゼラニウム植物性エストロゲン作用によるホルモンバランスへの影響懸念。ホルモン依存性疾患(乳がん・子宮筋腫)では避ける。
抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬ペパーミント・ユーカリ・ティーツリー・島月桃・レモン・柚子揮発成分(メントール・1,8-シネオール・リモネン)が粘膜を刺激し、咳や喉の違和感を生じることがある。
抗てんかん薬ローズマリー・ヒソップ・姫小松神経刺激作用(カンファー・ピネン類)が重なり、発作閾値を下げるおそれ。使用を避ける。

服薬中に特に注意したい精油

精油名理由
クラリセージ鎮静・血圧降下作用が強く、睡眠薬や抗不安薬との併用でふらつきや眠気が増す。アルコール摂取時も増強する。
ローズマリー神経刺激・血圧上昇作用。てんかん・降圧薬との併用注意。特にカンファー型(ct. camphor)で顕著。
ペパーミント胃腸薬や制酸薬と拮抗する可能性あり。メントールが食道括約筋をゆるめ、逆流症を悪化させる。
クローブ・シナモンオイゲノールやシナムアルデヒドによる抗凝固作用があり、抗血栓薬との併用注意。
フェンネル・アニスエストロゲン様作用があり、ホルモン療法やピル使用中は避ける。
芳樟(ホウショウ)リナロール主成分による鎮静・血圧低下作用。睡眠薬や抗不安薬との併用で眠気・倦怠感が強まる場合あり。
ヒノキ(木部)α-ピネン・リモネンに血行促進作用。抗血栓薬・痛み止め使用中は温熱トリートメントを控える。
スギセドロールによる鎮静効果。血圧降下薬や睡眠薬との併用で一時的な倦怠感が出る場合あり。
姫小松α-ピネンが神経興奮・呼吸刺激を起こすことがあり、抗てんかん薬や喘息薬使用中は注意。
伊予柑・柚子・レモンリモネン・ピネン類が酸化すると粘膜刺激性が増す。抗アレルギー薬服用中は喉の違和感が出る場合あり。
トドマツピネン・ボルニルアセテートによる血流促進。抗血栓薬・降圧薬との併用では体温変化・めまいに注意。
島月桃(シマゲットウ)1,8-シネオール・リナロールを含み、呼吸器刺激を起こすことがある。抗アレルギー薬や喘息薬使用中は慎重に。
生姜(ショウガ)血行促進・温感作用があり、NSAIDsや抗血栓薬と作用が重なる可能性。発熱時や炎症性疾患時は避ける。
ティーツリーテルピネン-4-オールの免疫刺激作用により、免疫抑制剤使用中は慎重に。粘膜刺激で喉の違和感が出る場合あり。